2005年 07月 20日
開業についての原稿 |
こんにちは、森川です。今日は遠出です。ぽちっとご協力お願いします。
歯科開業・歯科経営なら森川会計
朝は北区の先生へ巡回。
午後も、もう一件訪問。
14:30から法人の顧問先へ。
17:00過ぎに上野駅へ、そこから特急に乗って水戸へ。
19:00過ぎに巡回。
0:00頃帰宅。
ここ最近、開業についての原稿を、書いておりました。
せっかくなので、一部をいち早くブログで公表します。
こんな感じです。
よく「歯科医院の経営は厳しくなった」とか「歯科は儲からない」といわれる先生がいらっしゃいます。本当にそうでしょうか?
確かに昔より儲からなくなった話は聞いたことがあります。
ただこれは歯科だけではなく、どんな業種にもあてはまることではないでしょうか?
例えば飲食店で考えてみましょう。
すごくおいしい醤油ラーメン屋さんを開きました。
秘伝のスープを開発して、麺の喉ごしもとてもいい。
お客さんがひっきりになしにやってきて、大繁盛になりました。
さてこのラーメン屋さんは、このまま未来永劫、繁栄するでしょうか?
答えは「ノー」です。
最初はおいしいと感じていても、慣れてくると段々「飽き」が来てしまうのです。
「昔ながらの味を守り続けたラーメン屋」と、お客さんは思っていても、今も繁盛している店は、少しずつ味を変えています。
本当に何十年前の味を食べてみると、多分「味気ない」ものになります。
味は常に進化しています。
またそこまで繁盛するラーメン屋さんを続けていると、競合店が出てきます。
数年もしないうちに、似た味のお店が出てきます。
そこで食べた人が、その味を「マネ」するのです。
さらに同じ味ではないにしても、味噌ラーメン屋も近くに出店してきました。
味は違うにしても、多少お客さんは流れていきます。
また数年経過後からは、自分の弟子達が「独立」していきました。
最初の弟子は隣町で開業したので、影響はありませんでした。
しかし二番目の弟子は1㎞先にオープンしました。
同じ名前で出されたので、客足は2割ほど下がりました。名前を変えさせるのもかなり苦労しました。
その後も自分に相談して独立する者もいれば、黙って辞めて出店する者もいます。
こうした出来事と奮闘しながら、常に味を進化させ続けて、自分のお店のサービスとブランドを維持していくのです。
どうですか?外から見ると平々凡々とラーメン屋さんをしているように見えます。
商売を続けていくことは、常に努力が必要なのです。
歯科医院もこれと同じことがいえます。
・いい立地に開業したと思ったら、この5年で歯科医院が5軒も増えた。
・いいサービスをしてるつもりだったのに、患者さんから「ここの医院はサービスが悪い」といわれた。
・ドクターを雇って3年間、手取り足取り教えたのに1㎞先に開業された。
・自分では気づかなかったが、患者から「お宅の医院は古くさい」といわれた。
・スタッフも最初は優しかったが、いつの間にか患者をしかりつけるようになってきた。・10年前に3階で開業したが、最近、隣のビルの1階に歯科医院を開業された。
・患者からのクレームで訴訟をちらつかされた。
・保険制度の改正で点数が減ってきた。
こうした問題は開業する以上、必ず起きるものです。
でもこういった問題は歯科医院だけではないのです。どんな業種にもあるのです。
経営につまずく時の第一歩は、「自分の業種は特殊だ」と思うことです。
「歯科は特殊だ」と思いそうになったときは、
「特殊でない業種ってあるのかな?」
と考えて下さい。そうするとどんな業種も特殊になります。
自分の業種が特別だと思うと、柔軟な発想がなくなってしまうのです。
特殊じゃない商売なんて1つもありません。
「問題は常に起きる」
これを頭に入れて、開業して下さい。
まったく「味の変わらないラーメン屋さん」は淘汰されていきます。
少しずつ「味を改良しているラーメン屋さん」を目指して下さい。
20年前の診療と今は大きく違います。
昔からの変わらぬ診療だと、あっという間に寂れてしまいます。
常に進化していく経営を目指して下さい。
歯科開業・歯科経営なら森川会計
朝は北区の先生へ巡回。
午後も、もう一件訪問。
14:30から法人の顧問先へ。
17:00過ぎに上野駅へ、そこから特急に乗って水戸へ。
19:00過ぎに巡回。
0:00頃帰宅。
ここ最近、開業についての原稿を、書いておりました。
せっかくなので、一部をいち早くブログで公表します。
こんな感じです。
よく「歯科医院の経営は厳しくなった」とか「歯科は儲からない」といわれる先生がいらっしゃいます。本当にそうでしょうか?
確かに昔より儲からなくなった話は聞いたことがあります。
ただこれは歯科だけではなく、どんな業種にもあてはまることではないでしょうか?
例えば飲食店で考えてみましょう。
すごくおいしい醤油ラーメン屋さんを開きました。
秘伝のスープを開発して、麺の喉ごしもとてもいい。
お客さんがひっきりになしにやってきて、大繁盛になりました。
さてこのラーメン屋さんは、このまま未来永劫、繁栄するでしょうか?
答えは「ノー」です。
最初はおいしいと感じていても、慣れてくると段々「飽き」が来てしまうのです。
「昔ながらの味を守り続けたラーメン屋」と、お客さんは思っていても、今も繁盛している店は、少しずつ味を変えています。
本当に何十年前の味を食べてみると、多分「味気ない」ものになります。
味は常に進化しています。
またそこまで繁盛するラーメン屋さんを続けていると、競合店が出てきます。
数年もしないうちに、似た味のお店が出てきます。
そこで食べた人が、その味を「マネ」するのです。
さらに同じ味ではないにしても、味噌ラーメン屋も近くに出店してきました。
味は違うにしても、多少お客さんは流れていきます。
また数年経過後からは、自分の弟子達が「独立」していきました。
最初の弟子は隣町で開業したので、影響はありませんでした。
しかし二番目の弟子は1㎞先にオープンしました。
同じ名前で出されたので、客足は2割ほど下がりました。名前を変えさせるのもかなり苦労しました。
その後も自分に相談して独立する者もいれば、黙って辞めて出店する者もいます。
こうした出来事と奮闘しながら、常に味を進化させ続けて、自分のお店のサービスとブランドを維持していくのです。
どうですか?外から見ると平々凡々とラーメン屋さんをしているように見えます。
商売を続けていくことは、常に努力が必要なのです。
歯科医院もこれと同じことがいえます。
・いい立地に開業したと思ったら、この5年で歯科医院が5軒も増えた。
・いいサービスをしてるつもりだったのに、患者さんから「ここの医院はサービスが悪い」といわれた。
・ドクターを雇って3年間、手取り足取り教えたのに1㎞先に開業された。
・自分では気づかなかったが、患者から「お宅の医院は古くさい」といわれた。
・スタッフも最初は優しかったが、いつの間にか患者をしかりつけるようになってきた。・10年前に3階で開業したが、最近、隣のビルの1階に歯科医院を開業された。
・患者からのクレームで訴訟をちらつかされた。
・保険制度の改正で点数が減ってきた。
こうした問題は開業する以上、必ず起きるものです。
でもこういった問題は歯科医院だけではないのです。どんな業種にもあるのです。
経営につまずく時の第一歩は、「自分の業種は特殊だ」と思うことです。
「歯科は特殊だ」と思いそうになったときは、
「特殊でない業種ってあるのかな?」
と考えて下さい。そうするとどんな業種も特殊になります。
自分の業種が特別だと思うと、柔軟な発想がなくなってしまうのです。
特殊じゃない商売なんて1つもありません。
「問題は常に起きる」
これを頭に入れて、開業して下さい。
まったく「味の変わらないラーメン屋さん」は淘汰されていきます。
少しずつ「味を改良しているラーメン屋さん」を目指して下さい。
20年前の診療と今は大きく違います。
昔からの変わらぬ診療だと、あっという間に寂れてしまいます。
常に進化していく経営を目指して下さい。
by morikawakaikei
| 2005-07-20 23:25
| 経営
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