2005年 03月 15日
確定申告終了 |
ようやく確定申告も終わりました。
今年も無事に終わってよかったです。
毎年、この日になるとホッとします。
さて今回は、確定申告の時はどういった項目をチェックするか?
どの辺に時間をかけているか、ご報告がてら説明しておきます。
これは個人事業主の場合です。(法人にも当てはまることもありますが・・・)
1.総勘定元帳の打ち出しとチェック。
まず、「元帳」というのを打ち出します。
これは1年分の旅費交通費など、各科目別に集計された書類です。
まずこれを打ち出して、それぞれの費目でおかしな入力がないかチェックします。
2.減価償却費のチェック
これは償却割合の確認をします。
特に個人事業者の車両の場合、100%落とせないことが多いので、通勤に使っているか?
2台以上あるか?日々の買い出しに使っているか?など用途に応じて償却割合を決定します。
この割合に応じて、ガソリン代、月極の駐車場代、車の修繕費も算定します。
また住居兼事業所の場合も、どれくらいの割合が事業所スペースかも算定します。
3 光熱費のチェック
上記2の住居兼事業所の場合、光熱費のうち家事使用の部分を事業主貸に振り替えます。
4 交際費のチェック
交際費で多額に出ている場合は、中身についてもチェックします。
あまり多いと、一定額を事業主貸に割り振ります。(要は税務署に突っ込まれやすい金額のときは・・・)
5.消耗品費・修繕費のチェック
消耗品費などで10万円以上のものをチェックします。さらに30万円以上のものも確認します。(固定資産に該当しそうなもの)
5 IT投資促進税制は使えないか?
新規開業の医院・歯科医院の場合、「IT投資促進税制」が適用できることが多いので、これをチェックします。(コンピューター関係)
歯科だと「X線画像処理装置」などの院内LAN関係が一番多いです。
あとは買い取りのレセコンでしょうか?(リースの場合6年だと不可)
特別償却・税額控除のどちらでも選択できますが、私の事務所では税額控除で処理します。
初年度は赤字で使えなくても、翌年に繰り越して控除します。
6.住宅は購入してないか?
これも新規開業からお手伝いしてると多いのですが、年齢的にけっこう住宅も買われるので、今年は住宅を買われてないか、確認します。(買う予定も聞きます)
7.社保・国保を合わせます(医院・歯科医院)
2月の終わりあたりに1年間の社保と国保の支払調書が届くので、この数字と売上を確実に合わせます。
毎月は発生ベースで売上を計上します。2ヶ月後の振込金額と多少差が出ますので、期末に確定した金額に合わせるのです。
8.資産・負債項目のチェックをします
・借入金の増減チェック
・固定資産の増減チェック
・前払費用等のチェック
・賃借料のチェック
それぞれの増減に矛盾はないかを確認します。
たとえば借入金だったら、毎月元本が20万円程度減少しているとしたら、推移の貸借対照表で毎月20万円ほどの減少が毎月記載されているので、その数字を確認します。
他の科目も減るべき金額が減っているか?
固定資産を期中に購入していたら、その分増加しているか確認します。
・・・とまあ、他にもありますが、おおまかな所としてはこういったところをチェックしながら作成しています。
普段こういった内容をしてることもご説明したいのですが、キチンと説明すると、これだけで2~3時間ほどかかるので、不十分のなことが多いのです。
「確定申告でいったい何をしているのだろう」という疑問に少しでも解消になればと思います。
今年も無事に終わってよかったです。
毎年、この日になるとホッとします。
さて今回は、確定申告の時はどういった項目をチェックするか?
どの辺に時間をかけているか、ご報告がてら説明しておきます。
これは個人事業主の場合です。(法人にも当てはまることもありますが・・・)
1.総勘定元帳の打ち出しとチェック。
まず、「元帳」というのを打ち出します。
これは1年分の旅費交通費など、各科目別に集計された書類です。
まずこれを打ち出して、それぞれの費目でおかしな入力がないかチェックします。
2.減価償却費のチェック
これは償却割合の確認をします。
特に個人事業者の車両の場合、100%落とせないことが多いので、通勤に使っているか?
2台以上あるか?日々の買い出しに使っているか?など用途に応じて償却割合を決定します。
この割合に応じて、ガソリン代、月極の駐車場代、車の修繕費も算定します。
また住居兼事業所の場合も、どれくらいの割合が事業所スペースかも算定します。
3 光熱費のチェック
上記2の住居兼事業所の場合、光熱費のうち家事使用の部分を事業主貸に振り替えます。
4 交際費のチェック
交際費で多額に出ている場合は、中身についてもチェックします。
あまり多いと、一定額を事業主貸に割り振ります。(要は税務署に突っ込まれやすい金額のときは・・・)
5.消耗品費・修繕費のチェック
消耗品費などで10万円以上のものをチェックします。さらに30万円以上のものも確認します。(固定資産に該当しそうなもの)
5 IT投資促進税制は使えないか?
新規開業の医院・歯科医院の場合、「IT投資促進税制」が適用できることが多いので、これをチェックします。(コンピューター関係)
歯科だと「X線画像処理装置」などの院内LAN関係が一番多いです。
あとは買い取りのレセコンでしょうか?(リースの場合6年だと不可)
特別償却・税額控除のどちらでも選択できますが、私の事務所では税額控除で処理します。
初年度は赤字で使えなくても、翌年に繰り越して控除します。
6.住宅は購入してないか?
これも新規開業からお手伝いしてると多いのですが、年齢的にけっこう住宅も買われるので、今年は住宅を買われてないか、確認します。(買う予定も聞きます)
7.社保・国保を合わせます(医院・歯科医院)
2月の終わりあたりに1年間の社保と国保の支払調書が届くので、この数字と売上を確実に合わせます。
毎月は発生ベースで売上を計上します。2ヶ月後の振込金額と多少差が出ますので、期末に確定した金額に合わせるのです。
8.資産・負債項目のチェックをします
・借入金の増減チェック
・固定資産の増減チェック
・前払費用等のチェック
・賃借料のチェック
それぞれの増減に矛盾はないかを確認します。
たとえば借入金だったら、毎月元本が20万円程度減少しているとしたら、推移の貸借対照表で毎月20万円ほどの減少が毎月記載されているので、その数字を確認します。
他の科目も減るべき金額が減っているか?
固定資産を期中に購入していたら、その分増加しているか確認します。
・・・とまあ、他にもありますが、おおまかな所としてはこういったところをチェックしながら作成しています。
普段こういった内容をしてることもご説明したいのですが、キチンと説明すると、これだけで2~3時間ほどかかるので、不十分のなことが多いのです。
「確定申告でいったい何をしているのだろう」という疑問に少しでも解消になればと思います。
by morikawakaikei
| 2005-03-15 11:13
| 経営
|
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